チャンスを引き寄せ結果に結びつける科学的な方法を解説します。



今回は数々のベストセラー本を執筆しているサイエンスライターである鈴木裕さんの書かれた運の方程式チャンスを引き寄せ結果にむすつける科学的な方法を解説していきます。
この本をひとことで言うと科学的にに運を掴む方法を教えてくれる本です。最近の研究では我々の成功の大半は運で決まるという考え方が広まってきています。
ここでいう運とは生まれた国や親の学歴ルックス地頭の良さ、遺伝などによる身体能力などのことです。そして多くの研究でルックスが良い方が年収が高くなる傾向にあります。
さらに発展途上国より先進国で生まれた方が収入が高くなること親の年収が高い方が、自分の学歴も高くなりやすいことが挙げられています。
運で人生の大半が決まってしまうのは本当に残念かことですよね。しかし実施問題人生は運ゲーと言っても過言ではありません。私たちは自分が生まれる国も親も遺伝も自分でコントロールすることはできません。それでは運について考えること無駄なことなのでしょうか。
自分が運が良いか悪いかを考えても仕方がないかもしれません。大事なことはチャンスが回ってきた時にいち早くそれに気づき確実にのそのチャンスを掴むことなのです。
実際にこうして生きている間にもどこかにチャンスというのは落ちてきているものなのです。
例えばビットコインのことをいち早く知ってとりあえず触っていた人はお金持ちなっていたことでしょうし、それ以外にもYOUTUBEを早くから始めていた人はその恩恵を受けています。
このようにチャンスに気づいて行動を起こし自らの手と足で運を掴むことは誰にでもできることなのです。そんな運を掴む方法を科学的に調査してまとめたのが本書になるのです。
運をつかみたければ、『運の方程式』を使いこなせ
運の方程式 幸運=(行動×多様×察知)×回復
これは著者が最新の運に関する研究から導き出した方程式です。行動とは行動の数を表し、行動数を増やし、行動の質を上げることです。多様とはいろいろな方法を試すことであり、察知は行動をした結果小さな変化に気づくことです。回復とは何度も行動した結果、何回も失敗することになりますがその失敗に折れずに何度でも再度チャレンジする精神力のことになります。
行動:行動した回数が多い人ほど運を掴みやすいということです。例えばYOUTUBEに1回だけ動画を投稿した人と1000回投稿した人とではあたりまだが、1000回アップした人の方がチャンネルが伸びる可能性が高くなります。シンプルに行動数が多い人ほど運が良くなりやすいのです。
多様:1つの方法を繰り返すのではなく様々な方法でやり方を試すことです。例えばYOUTUBEだけではなく、TIKTOKU、インスタなので配信をしたりゲーム実況だけではなく旅行の動画アップしたりキャンプの動画を撮ったり多種多様な行動をすることなのです。ナンパで言うと場所や服、声の掛け方を変えてみることを言います。さまざまな方法を試す理由は、何が自分に向いていて何が上手くいくか自分にはわからないからです。自分では気づかなかったことも視野を広げてやってみたらうまくいった言うことがあるかもしれません。いろんなやり方を試してみるのが幸運を掴む大きなポイントなのです。
察知:身の回りの小さな変化に気づくことです。例えばYOUTUBEに1000回動画をアップした中でなぜか1動画だけか1万回再生されたとこととか、たまたまナンパがうまく行った日があったとします。それはどんな動画なのか他と何が違ったのか、どんな服でどんな声の掛け方をしたのかを分析しうまくいった理由を導き出し偶然を偶然で終わらせないことです。
回復:前にも記述したように運を良くするためには大量の行動が必要になります。行動量が増えるとその分失敗も大量に増えることになります。というか失敗の数の方が圧倒的に増えることになるでしょう。YOUTUBEでも何度動画を上げても再選数が上がらないこともあるでしょうし、ナンパしても全く振り向いてもらえないこともあるでしょう。しかしその失敗のたびに心が折れていては行動量を増やすことはできません。そうなってしまっては幸運の大前提である行動と多様を増やすことはできませんよね。諦めずに色々な方法を試していきましょう。
この行動・多様・察知・回復ができていれば誰でも運を掴みやすくなるのです。逆にこられができていなければ運を掴むことは非常に難しいと言えるでしょう。
行動量を増やしたければ情報を集めて好奇心を持つべし
ここからは幸運を掴むために行動と多様の2つを上げる方法方法を解説していきます。いつもと変わらない生活を毎日繰り返しても自分の得意な生きがいが見つけられるとは限りません。
だから色々は行動を試す必要があります。いつもと違う道で行き帰りをしたり、初めての喫茶店に入ってコーヒーを飲んだり、新しい趣味に手を出してみたりして少しづつ視野を広げていくことが大事になります。
行動量を増やすためにはとにかく情報を集めて好奇心を保つことです。例えばブログで稼いでいる人がいるという情報をキャッチすることができるからブログに好奇心を持って自分もやってみようと思い、ブログを始めることができます。
つまりいろんなことを知ればその中から自分がやってみたいということが出てきて行動してみたくなるということです。
情報を集める方法は今の時代では簡単です。気になる人のポッドキャストを聴いたり、YOUTUBEを見たり本を読んだり人に会ったりすれば良いのです。特におすすめなので直接人に会って情報収集をすることです。 直接会えば大事な情報も教えてくれることがあるからです。
実際に成功者は薄くて広い人間関係を保つという研究結果もあります。成功する人は集まりなどにちょこちょこ顔を出していろんなタイプの人と情報交換をしあっているということです。反対に同じ人とベタベタとつるむことは少ないそうです。
逆にいつも同じ人とつるんでいる人は居心地はいいかもしれませんがなかなか新しい情報は入ってきません。情報が入って来なければ、好奇心もなくなり行動量が減少し幸運を掴むことができなくなるということになります。
行動できない時は行動力が高い人を演じてみるべし
先ほど行動力を高めるためには情報を手に入れるべしと解説しましたが、ですが中には情報を手に入れた後も行動するのが億劫で行動でき図にいつもと同じ行動を繰り返してしまう人もいるでしょう。人の脳は新しいものを避ける傾向があるためで、未知のものは失敗する可能性があるためでしょう。
そこで行動力を上げるために行動力のある人を演じてみるという方法があります。南メソジスト大学の実験で心理学者ネイソン・ハドソンらが行った研究によれば行動力のある人のふりをしていると、4ヶ月後にはその行動に適したキャラクターに変化していることがわかりました。つまり行動しているうちに性格が変わってしまったと言えるでしょう。
行動が先で性格が後なのです。
自分のなりたい役を演じて行動していけばある日習慣が変わってそのうち性格も変わってくるのです。行動的になりたい人は行動力が高い人を演じてすぐにやるようにすれば自然と行動的な性格になっていくということなのです。
1つの経験ではなくいろんな経験をした人が最後に勝つ
基本的にはビジネス、アート、スポーツ、科学などでは多くの経験を積んだ人のほうが最終的に高い成績を収めることが多いからです。
もちろん最終的には一つに絞った方が良いのですが、1つに絞る前の段階ではできるだけ多くのいろんな経験をしていた方が後々、好成績を収めることがわかっているのです。
実際にアリゾナ州立大学の研究では、アメリカの会社に働く4500人の社長を調査したところ過去に複数の業界や企業にチャレンジしていた社長の方が早くから1つの業界や企業に絞っていた社長よりも平均で19%も稼ぎが高いことがわかっています。
いろいろなことに手をつけて視野を広げておくことで自然とバライエティに富んだスキルや知識が身につくし何より自分の得意と不得意の理解が深まってより得意なことに注力できるからだと考えられます。
違和感を感じたらなんでだろうと自問自答する
察知とは身の回りで起きた小さな変化や出来事に気づくことである。たとえばYoUTUBEナップした100動画のうち1動画だけが10万再生を越えたり、ナンパがうまくいったり、ゲームでモンスターを倒した後にレアなアイテムがたくさん出た日などに,その違和感の原因を突き止めることです。
このように偶然を偶然で終わらせなことが運を掴む上で最も大事なポイントになります。
小さな変化に気づけるようになるには気になったことがあった際になんでだろうと自問自答をする癖を持っておくことが大事になります。実際にブリガムヤング大学の研究によるとイノベーションを起こす人ほど1.5倍の時間を観察に費やすことがわかっている。
つまり斬新な発明をする人ほど違和感を感じたらしばらく足を止めてなぜうまく行った、うまくいかなかったと考えているということです。
イギリスの細菌学者フレミングは研究中に青界の周りにはブドウ球菌が繁殖していないことを不思議に思ったフレミングは研究を進めてカビの作り出す抗生物質を作り出すことに成功したのです。このように違和感を感じたら何故だろうと自問自答して違和感の正体を解き明かすことが運を掴むのにとても大事なことなのです。
失敗は次に活かせるデータである
回復とは失敗から立ち直る能力のことである。いろいろな行動を数多くこなすと当然失敗の数も増える。というより失敗の方が圧倒的に多いでしょう。行動すればするほど失敗が増えてしまうためどこかで心が折れてしまうのです。
成功を掴むためにはいかに早く失敗から立ち直るかが重要なのです。
失敗から立ち直るためにこの本では失敗を肯定する科学者マインドセットが大事であると述べています。それは失敗を新しく得られたデータだと捉えることです。これをやったらこうなるのかとか、どうなるのだろうといったことを一つ一つ検証する感覚で行動することである。
うまくいく方法を見つけたら1点集中する
これまで説明したように成功を掴む方程式の行動・多様・察知・回復を上げていけば色々ためしたものの中から自分が没頭できる得意なことがある程度わかってくると思います。自分の得なことがわかったらそこに自分の時間を1点集中することです。
例えば100回以上ナンパして上手くいったらその時の声の掛け方、髪型、喋り方、服装などを1点集中することです。
実際にノースウェスタン大学では有名アーティストが映画監督や科学者などが成功するパターンを調査したところ、最初はたくさんのいろいろな行動をしてある日、うまくいく方法が見つかったらその方法に1点集中していることが多いことがわかりました。
勢いが衰え始めたらまた違うことを始める
先ほどうまくいったらそこに1点集中しなさいということをお伝えしましたが、ではそこにずっと1点集中するのかというとそれではいけません。なぜならうまくいく時間がずっとは続かないからです。
ずっと同じことをしていてはどこかであきられてしまった時代遅れになる時が必ずやってきます。多くの芸能人やミュージシャンお菓子などが時代遅れになるのと同じです。
その前にもう一度いろいろなことを試して改良したり別の方向性を模索する必要があるということです。
幸運を掴み続けたければ幅広い事件を1点集中を交互に往復し続けることが重要なのです。